【高知】100分の5を狙うハーブづくり。花の生産地”福井町”のまるふく農園に聞いた!

高知県高知市「福井町」

見渡すかぎりに民家が立ち並ぶ、閑静な住宅街。

しかしこの地域が、地元の方々から”花の生産地”と呼ばれていることに少し驚いた。

「なぜ、こんな住宅街で花の生産が行われているのか?」

その疑問を解き明かしてくれたのは、福井町でハーブ農園を営む「楠瀬健太さん」だった。

早速、中へ案内していただくと、そこには多種多様な植物が丁寧に敷き詰められていた。

食用と観賞用を合わせた200~300種類のハーブが、この「まるふく農園」では栽培されている。

福井町に根付く花の生産事情。理由は「アオダケ」と「回転率」

「福井町では、昔から花の生産が行われていたんです。」

その理由として挙げられたのは、「アオダケ」と「回転率」の話だった。

みなさんは「アオダケ」という土をご存知だろうか?

この土は水はけが良いため、菊の挿し木などにも使われているらしく、花の栽培にはとても適しているそうだ。

そして、福井町の土地にはこの「アオダケ」が存在し、花の生産が行われる理由にもなっている。

もう一つの理由は、「小さな面積でしか、栽培することができない」ということだった。

もしこの農園で作物を栽培するとなると、時間も面積も必要になるため、土地の税金を考えると採算が合わなくなる。

これは住宅街ならではの問題点であり、それを解消するためには、回転率が良い花の苗を栽培するしかないのだ。

「新しいモノ好き」は、代々、受け継がれてきた。

「ハーブは父が30年前に始めました。」

高知県民はよく「新しいモノ好き」だと言われることがあるが、このハーブづくりも例外ではなかった。

当時、家庭菜園ブームが起きていた中、ハーブを作っている農家さんが高知県にいないことを知り、健太さんのお父さんが30年前に栽培をスタート。

知り合いの花屋さんから、苗づくりのノウハウを教わり、勉強会にも参加していたようだ。

だが、このような新たな試みは、お父さんから始まったことではない。

おじいさんの代からとにかく「新しいモノ好き」で、市場に出回り始めたばかりのキウイやパイナップルにも手を出したことがあるらしいのだが、どれも数年後にはやめている。

その頃から比べ、30年という長い年月で継続されているハーブづくり。

現在はどのように販売しているのかを尋ねてみた。

「100分の5」を狙うハーブづくり。

「これだけのラインナップが揃っているのは、ウチだけです」

この「まるふく農園」には、他の農園で扱っていないハーブがずらりと並ぶ。

しかし、ここにある様々な品種のハーブは、普通では売れないような珍しいものばかりだ。

それをセットにして販売することで、100人のうち5人が買ってくれるようなニッチなニーズに応えられる。

実際には全国向けの発送が多く、園芸店などに卸しているのだが、中にはフードコーディネーターやフラワーアーティストといった珍しい職種の方にも販売している。

【パープルセージ】

【ローズマリー】

お客さんのニーズや季節に合わせて、セット内容を変更し、イメージに合わせながら、数十種類をミックスさせていく。

最近では、ウエディングケーキの飾り付けにも利用されている。

子どもの頃からずっと続く、ハーブとの深い縁。

子どもの頃からハーブに囲まれて育った健太さん。

実家がハーブ農園を営んでいるのだから無理はない。

実は若い頃に東京で10年ほどサラリーマンをしていた時期があるそうだが、その勤務先もまた、アロマやハーブティーを扱う会社なのだった。

そして、農家の長男であるということを理由に、高知へ帰省したのが10年前。

小さい頃からおばあちゃんに、「帰ってきなさい」と言い聞かせられていたらしい。

高知に帰省した後も、またハーブを扱うことになったのだが、やはり”栽培する”となると、思うようにはいかないようだ。

「知っているつもりだったけど、種の撒き方すら分からなかった」と話してくれた。

実は、高知市の中心市街地で開催されている「日曜市」にも7年ほど前から参加している。

始めた当初は、龍馬伝ブームで売り上げも右肩上がりに。 観光客相手に土佐弁を使えば、それだけでも話題になった。

しかし、ここ最近は日曜市に来るお客さんにも変化が現れ始めたそうだ。目の前を通る人たちは、まるで見学が目的のようになっている。

お客さんが見学だけでなく、実際に商品を手にとってほしい。触れてほしい。香りを感じてほしい。

そうすればきっと、作り手の想いも伝わるはずだ。

Innovator No.38 楠瀬健太

まるふく農園 高知県高知市福井町512-1 TEL・FAX:088-875-3826 HP:まるふく農園 営業時間:11:00~17:00 (定休日:日曜日)

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元公務員のライター 「サトモトヒロノリ」 のプロフィール

1989年生まれ、長崎県五島列島出身。フリーライター/メディアコンサルタント/プロブロガー イケダハヤト アシスタント(卒業済)。 佐賀大学農学部卒、同大学院農学研修科修了。2014年、公立図書館をTSUTAYAを運営するCCCに民間委託し話題となった佐賀県武雄市役所に入庁。その後1年4ヶ月で退職し、プロブロガー イケダハヤト氏のアシスタントとなる。詳しいプロフィールはこちらから。

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