日本最大規模のコンテストで準優勝。シンガーソングライター鶴田大地を知っているか??

し猫背で長めの黒髪。 暗めの色のカジュアルな服装。 声は決して大きくはなく、明るくはなく。 どっちかというとインドア派。

待ち合わせ時刻より15分以上早く現れたことから推測するに、 真面目な気質の持ち主かもしれない。

博多のカフェで最初に彼に会ったときの印象だ。

まだまだ始まったばかりのこのインタビュー企画。 今回はガラッと変わり、23歳、ちょっぴりミステリアスな若手シンガーの取材を行った。

プロフィール

鶴田大地 Daichi Tsuruta 佐賀県川副町出身

佐賀商業高校 現在、西南学院大学商学部4年に在学中。

シンガーソングライター

The7th Music Revolution JAPAN FINAL 準優勝

Music Revolution ってみなさんご存知ですか??

これは「ヤマハ」が主催する、日本最大規模の音楽コンテスト。メンバー全員が23歳以下で、音楽に関するパフォーマンスであれば、スタイル・ジャンル問わず参加できる。毎年全国200会場でライブ予選会を開催しているというもの。

そんで、そんで、

今年の1月に開催されたJAPAN FINAL、つまり全国から選ばれた精鋭たちの中で、準優勝しちゃってるんです彼。

いや、、、

これ、、、

普通に凄いんですよ。

本人は淡々と語っていたけど、相当凄いですよ。

だって聞けば、全国でこのコンテスト、4600組も出場してるんです。

その中で2位ですよ。

以前、さがテレビに彼が出演してたのをみて彼のことを知ってたんですが、絶対もっと多くの人が彼のことを知っていてもおかしくない!

こんなにいい曲歌うのに。

しかもこの声で。完全に彼の声に魅了されてしまいました。

なんだろう、彼の声で心が切なくなったり、あったかくなったり揺さぶられるんです。

てなわけで、今回は彼の魅力を引き出しちゃいますので、どうぞこのあとも読んでみてくださいね。

準優勝時の動画


オンガクヲハジメタキッカケ

里本「いつから音楽をはじめたんですか?」

鶴田「中三の終わりくらいからですね。きっかけは歌手の「YUI」です。YUIが、、、ほんとかわいくて、、、知り合いになりたくて、、、」



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動機が不純、、、いや、、、、、、純粋だ。

里本「なるほど。ちなみに「YUI」のどこが好きなの?」

鶴田「えっと、特にデビューしたてのYUIが好きなんですけど、あのジーパンにパーカー、そして黒髪、しかも美人。そこですね。」

やっぱり不純だ。

里本「YUIに会いたいのなら、ライブに行けば早いんじゃない?」

鶴田「いや、僕は対等な立場でお会いしたいんです。」

そこは譲らないようだ。

里本「当時はどういうところで練習してたの?」

鶴田「佐賀駅で友達とやってましたね。最初は不安だったけど、誰も聞いてないなーーと思えば気が楽になりましたね」

里本「今も路上で歌ってるの?」

鶴田「そうですね。大濠公園とかで歌ってます。深夜2時くらいに。夜中にならないと気持ちが入ってこないタイプなんで。」

里本「でもそんな夜中だと、変な人がいたりしない?」

鶴田「いましたねー。あるとき「自殺したい」って人がいて、なんとか歌を歌って改心させました。」

里本「・・・すごいな。」


ウタウトキニカンガエルコト

里本「今年1月のJAPAN FINALの動画みましたよ。僕の個人的な感想なんだけど、鶴田くんの声は

「少年の純粋な想いを乗せた声」

って気がしました。それこそ23歳の等身大の自分の声って感じ。

けど、JAPAN FINALでは「サラリーマンの唄」ですよね!?そこになんだろう、、、ギャップみたいなものを感じたんですけど、、、?」

鶴田「そうですね。最初は単純に自分自身を励ます曲を作ろうと思って書いたんです。けど、、、、なんだかひとりよがりな詩になってしまって、これではみんなに共感してもらえないって思ったんです。だからこそ、みんなが共感できる身近なことをテーマにしようと思って、そこで「サラリーマン」をテーマにしました。」

里本「なるほど。そういうことだったんですね!!これはアーティストによっても異なるんだと思うんですけど、鶴田くんは歌うとき、何を考えながら歌ってるんですか?」

鶴田「音程はあんまり気にしてないです。」

里本「え!?そうなの?」

鶴田「一曲の流れというか、「ストーリー」を大切に歌ってますね。僕自身、誰かの歌を聴く時も、「上手い下手」で歌を聴いてないんですよ。それよりもストーリーを意識して「伝える」ってことが大事なんです。」

彼にちょっと見せてもらったノート。

びっしり綿密に研究している。

「この言葉はどういう意味なのか?この曲はどういうストーリーなのか?」

他人が作った歌について、その歌詞の意味がすべてわかるわけではない。けど、「自分なりに」徹底的に解釈をする。

詳しくここで説明せずとも、血のにじむような努力で生まれたこのノートがすべてを物語っている。

キョクヅクリ

里本「歌っていく上で影響を受けてるアーティストっているんですか?」

鶴田「歌い方は「秦基博」。歌詞については「高橋優」、「ミスチル」、「amazarashi」などですね。」

里本「なるほど。これも個人で違ってくると思うんですが、曲を作る時は、歌詞からつくりますか?それともメロディーからですか?」

鶴田「僕はほぼ100%メロディーからつくりますね。」

里本「そのメロディーはどうやってつくるんですか?」

鶴田「思いつきもありますけど、基本的にはこういう曲を書きたいっていうイメージから連想させますね。」

里本「その後の歌詞づくりはどうするんですか?」

鶴田「歌詞についてはまず、テーマ、そしてストーリーを考えます。

そして情景描写、行動描写、サビで心情描写を入れるという感じで骨組みを作って、そこから肉付けしていく感じです。肉付け、つまり具体的な歌詞を書いていく時も、一風変わった状況を設定してみたり、個人的に皆があまり使わない言葉を使ったりって感じで工夫します。」

里本「個人的にアーティストの方って「直感」をつなぎ合わせて曲ができていくっていうイメージがあったのですが、鶴田くんの場合はかなりシステマティックに曲作りをしてる点が面白いですね。あの研究したノートをみてもすごくそれを感じます。」


里本「ちなみに、ボイトレとかってどうしてるんですか?」

鶴田「これはもう、自己流ですねー。本読んだりはしましたけど。具体的に言うと、中低音は上の歯の裏あたりに当てる、高音はあごの付け根に当てるってイメージで声を出しますね。それでかどうかはわかりませんが、JAPAN FINALに出演したときヤマハの方に「君の声はコンプボイスだね」って言われました。」

里本「コンプボイス????」

鶴田「高音のある一定以上の音域になってくると音が「抜け」ます。音響機器でそれを防ぐことを「コンプする」とかっていうんですが、僕の場合、高音を出す時に自然とそうなってて、抜けない高音を出してるって感じなんです。」

サイキンノカツドウ

里本「最近はどういった音楽活動をしてるんですか?」

鶴田「最近はひとりじゃなくて「ピアノ」を入れて歌ってますね。路上はあまりやらなくなったんですけど、その分ライブハウスでやってます。福岡の薬院の「UTERO」ってとこでよく。」

※UTERO

鶴田「それから今年になってからは自分でライブイベントを主催してますね。普通のライブだとチケット何枚売らないといけない、そして売れなかった分は自分にとって赤字になるみたいなノルマがあるんですけど、自分で主催すればそういうのもなくせるし、駆け出しのアーティストが出演しやすくもなりますし。」

里本「それはすごくいいことだね!!」

鶴田「それから近々、CDも出させていただきます。それからそれから、これは宣伝になってしまいますが、9月26日、UTEROで歌います。20時半から21時の間。1300円+ドリンク代です。僕の他にも4組くらい出演しますよ。」

里本「お!!宣伝しときますね。」

鶴田「あ、あと言い忘れてたんですが、今年またMusic Revolutionの九州FINALに出場するんです。600組から選ばれた僕を含む23組が出ます。そこから3組がJAPAN FINALに行けるんです。ぜひ応援にきてくださいね。」

里本「まさか今年もエントリーしてたなんて。しかも勝ち残ってる、、、。素直に凄い。さすがです。」

ショウライノコト

里本「今後、というか、将来に不安は無いですか?」

鶴田「いやー怖いですよ。歌手になること。不安だらけです。周りはどんどん就職していくなか、自分だけ道を外れていった感じです。」

里本「やっぱり大衆と違う道を選ぶのは凄く勇気のいることですよね。具体的には今後どうするの?」

鶴田「今度のMusic Revolutionで事務所が決まればいいなっておもってますね。そしてレコード会社も決まればメジャーデビューできます。そしたら念願のYUIさんに会えるかもしれません。」

里本「YUIのライブに行ったら会えるんじゃない?」

鶴田「やっぱり対等な立場で会いたいんです。」

冒頭と変わらず、ここは絶対に譲らないようだ。

サイゴニ、、、

僕が彼の取材をしようと心に決めたのは、これ。秦基博さんの「アイ」を歌っているのを聞いたことがきっかけでした。