田中愛子
アーティスト/ペインター
1989年高知県生まれ。京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域修了(現:京都芸術大学) 主に個展での作品発表やグループ展への参加、壁面アートワークの依頼制作等で作家活動を続けている。またワークショップイベントや、米澤一平企画での舞台美術担当など。2020年に自身の祖父宅を改装したギャラリー[晴と雲]を立ち上げ、作家運営のギャラリー兼アトリエスペースとして不定期にオープン、高知と東京の2拠点で活動している。
NFT Collection:flowers of memory.
・どんな作品をつくっていますか?
植物・鉱物などの有機的な形態、また日常にあるモノの重なりや断片からイメージを切り取り画面の中で再構成する。特に植物の造形の面白さには惹かれるものがあり、画面上では始めの色・形から品種改良するように手を加え画面を動かしていく。絵の具を重ねる行為の中で生まれた層や滲みを用い、より抽象的な要素も加えながら、画面として強度のある絵画のあり方を模索している。近年は変形パネルを用いた作品も発表。ホワイトキューブのギャラリーだけでなく、古民家や町家といった空間で作品展示する機会も多く、絵画と空間の関係を意識している。
・なぜその作品を作っているのですか?
生まれ育った高知という環境、そして京都での美術大学生活は自分にとって大きな意味があったと思う。大学院時代に、山奥にある茶室でのグループ展の機会があり、自然の中での展示、そしてその時の襖絵制作の経験から、アクリル絵の具を作った現在の画風に近いものが生まれた。これまで見てきたもの体験してきた事の重なりや痕跡を形として残し表現することで、見る人にとっても、何かのきっかけや心地よいゆらぎ、余韻を残せたらと思う。
・作品が広まることで、社会にはどんな変化があると思いますか?
ありきたりだが、自身の作品に限らずこれまで以上に日常的にアート作品に触れる機会が増えてほしい。私の作品は季節や空間との関わりを大事にしているので、時々で絵やレイアウトを変える感覚を楽しんでほしい。
・あなたの作品を購入した人から聞いた「印象的な感想」は?
常設していただいている作品を、度々見に行ってはパワーをもらっていると言われ、こちらも嬉しくなった。
・創作活動を支援してくれる方が現れたら、将来どんな作品を生み出したいですか?
この先も残り続ける作品を作りたい。例えば、その作家を知るきっかけとなったのは1枚の絵だったかもしれないが、長い間作品を作っていると、その時代毎に生まれるものにも変化がある。ある一時期のものだけが評価されるのではなく、それまでの過程であったり、その時の色使いや質感、描かれるものたち…そうして生まれた世界を見てもらえたらと思う。また自身の作品をまとまって見られるような企画やフォームを確立させたい。作品のスケール感、素材などうまく合致できれば、商品パッケージや装丁、テキスタイル、ファッション関係とのお仕事もしていきたい。
・はじめてNFTアートに向き合うことで、創作活動に何か変化はありましたか?
自身の作品の価値であったり、購入していただいた作品の今後についてなど、これまであまり意識してこなかった部分へも目を向けるきっかけになりました。
販売作品一覧
・作品画像をクリックすると キャプション、販売価格(フィジカル&NFT)、NFT作品購入リンク(マーケットププレイス) を閲覧できます
・フィジカル作品は営業時間内(2022年11月5日11:00-18:00)に下記専用フォームから購入予約可能です(先着順)。ただし来場者が購入を希望された場合は来場者優先となります。
※その他購入に関する詳細は、イベントページTOP「INFORMATION」をご参照ください
※購入を希望の方は、「お問い合わせ件名:作品購入について」を選択し、購入希望者情報・作家名・作品タイトルを必ずご記載ください。折り返しメールにて詳細を返信致します。受付は11/5 18:00までとします。
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