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大丈夫のモデルケースに。宮元篤紀さんのあつき想い。

今はこの記事を実家で書いている。

そう、今日は大晦日で実家の五島列島に帰省中。

この日は毎年、ひたすらに、ただひたすらにボーーーーっとするのが私の中の決まり事。

だが、今年は違う。

どうしても2014年中にやりたいことがある。

それがこれ。

宮元篤紀さんのインタビュー記事の執筆である。

数ヶ月前のことだ。

いつものようにFacebookを眺めていると、一枚の新聞記事が私の眼に飛び込んできた。

「シングルマザー助け合いの家 シェアハウス20日開設」

最近なにかとブームになってきているシェアハウスを武雄市在住の人がオープンするのかーーー。

記事を読んだ瞬間はそんな感想だった。

だが、記事をよく読むと、この方のことが少しだけわかった。

恥ずかしながら、私、その瞬間まで7年前の事件のこと、何にも知らなかった。

急いで調べた。

衝撃だった。

Youtubeにも宮元さんのインタビュー動画が複数アップされていた。

食い入るように見た。


宮元さんの過去、現在、未来、、、、

動画をみていて、発する言葉にすごくチカラを感じた。

伝えるチカラがすごい。

その根源にあるものはなにか??

その瞬間、絶対に取材すると心に決めていた。

プロフィール

佐賀県大町町出身

高校卒業後、福岡で数年間、化粧品販売の仕事をした後、 武雄へ。そこでコンサートイベンターとして20年勤務した後、平成26年2月より不動産関係の会社に勤務。

2007年11月の事件後、全国各地で講演活動を続けながら、 2014年シングルマザー向けシェアハウス「にじいろハウス」を鳥栖市に開設。

シェアハウスの今と未来 里本「開設されたシェアハウスって何世帯くらい入れるんでしょうか?」

宮元「6世帯は入れるようになってますよ。ちなみにあのソフトバンクの孫正義さんの親戚がもってた物件なんです。」

里本「現在、何世帯ぐらい入居されてるんでしょうか?」

宮元「実はまだ1世帯も入ってはいないんですけど、一階部分にテナントが1つ入っているという状況ですね。」

里本「そもそもどうして鳥栖市に開設されたのですか?」

宮元「アクセスの問題ですね。やはり交通の便が良い方が人も集まりますし、、、」

里本「なるほどですね。僕の家庭も同じなんですけど、宮元さんも現在はシングルマザー。だから同じ立場の方々のチカラに成りたいっていう想いは若造の僕にも少なからず共感することができます。けど、現在のシングルマザー家庭って具体的にどんな状態なんでしょうか?」

宮元「私が聞いた話では、母子がふとんの中で餓死しているケース。しかも胃の中がからっぽで、、、。その他には、母子家庭ではよく、母親が水商売に出ることがあります。その間、子供を家に閉じ込めて死なせてしまったりという現状もあるみたい。それからベビーシッターにお願いするときもその相手が信頼できるか、そこが原因なった事件もありますしね。」

里本「なぜそういう状況に陥ってしまうのでしょうか?」

宮元「助けてって言えないんですよ。特に日本人は。世間的な偏見もあって。助けてって言うのは悪いことではないのに。それから、何より、シングルマザーは忙しくて精神的余裕がない。とにかくお金を稼がなくてはいけない。だから目の前のものにすぐに飛びついてしまい、判断を誤ってしまうことがあるんです。」

里本「その問題の解決のために、シェアハウス開設なのですね?」

宮元「そうですね。もともと不動産関係の仕事もしていたので、、、。シェアハウスの中でシングルマザー同士で悩みを共有もできるし、子育ても助け合えると思ったんです。それから入居してくださった方々のスキルアップも応援できればと思っています。」

里本「具体的にはどういうスキルアップでしょうか?」

宮元「パソコンもそうですけど、看護師や美容師、そして保育士などの資格取得も応援できればと思っています。特に、保育士の免許があれば、うまく子育てとリンクさせていくこともできるかなと。」

里本「つまり単純に生活支援だけでなく、就労支援も行うということですね?」

宮元「そういうことですね。あと、今ビジョンとしてあるのが、鳥栖にある企業との連携。例えば、にじいろハウスに入居できた時点で、自動的にその社員として働いてもらうっていう構想もありますね。」

想い 里本「宮元さん、この取材で一番聞きたかったことがあるんです。」

宮元「?」

里本「どうして辛い体験のあと、想いのベクトルが他者に向いているのかってことです。つまり、辛いことがあったから自分が幸せになるために、というより周りを幸せにしようという想いが強いのはなぜだろうと。」

宮元「自分のことばっかり考えていても、ハッピーじゃないんですよ。自分だけが得しても楽しくてもダメ。それから理想の自分になりたいって想いが強いんです。」

里本「理想の自分とは?」

宮元「自分の生き方を誰かにみられたとき、夫に見られたとき、恥ずかしくない生き方としている自分。つらい目にあっても命までは普通取られない。安心してほしい。そういうメッセージを伝えられる大丈夫のモデルケースになりたいんです。事件があったときも、今思えば私は鬱状態だったんですよ。けど、それからいろいろ勉強して、人は鬱になりそうなときは、それを治すホルモンを出す。人には自分で自分を守っていくチカラが備わっているんです。」

編集後記 幼少期の宮元さん。 保育園に持っていくバッグは普通黄色だが、「青がいい」とねだったそうだ。しかし手元に黄色いバッグが届いたとき、憤慨して祖母を泣かせてしまったらしい。そんなエピソードにも宮元さんの意志の強さの根源が見える。本人も、

「これと思ったら人に相談せず、実行する」という。

だからこそ今回の記事だけでは紹介できないほど、水面下でたくさんの仕事をし、帰ってから死んだように眠るというバイタリティはまさに圧巻だった。

個人的に、バイタリティーあふれる人は繊細さに欠いていることが時々あるなーと思う。

けど、宮元さんは違うんですよね。

色彩心理学に興味を持っている点、それからブログに綴っている読者の感性に響かせる言葉のチョイス、、、

それらをみていると、すっごく繊細で「感性の人」という印象。

僕のことも「見た目は男性だけど、中身は母性の人。子供ができると性格変わるよ!」と評価していただいた。

バイタリティーという「強さ」、繊細さという「弱さ」、

人間性の触れ幅の大きさが、宮元さん最大の魅力。

この出会いは大切にしたい。

そう実感した2014年最後の記事を書き終え、僕は筆を置く。

今宵は紅白歌合戦を肴にして、酒とすき焼きに舌鼓を打つ予定だ。

Innovator No.10 宮元篤紀


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