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Yuichiro

東大発ファッションブランド「Littermate」Co-Founder

 

大学院では生物の体内時計の研究に携わり、現在はウェブサイトやアプリケーションの開発を手がける企業に勤務する傍ら、イラストを描いています。生物学の研究を自ら進める中で、生物学が内包する自由さと厳格さの二つの特性に気づき、その面白さを発信するファッションブランド「Littermate」を友人と共に立ち上げました。それまでは自分の楽しみを満たす「落書き」としてのみ絵を描いてきましたが、ブランド運営を通じて、触れた人の心に残るコンセプトを伝えたり、生活を彩る「アート作品」に初めて昇華できたと感じています。本企画ではLittermateで取り扱うアイテムに施されたイラストを出展させていただきます。

 

Littermate

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NFT Collection:Littermate

どんな作品をつくっていますか?

 生物学の世界観をストリートファッションに落とし込んだデザインのファッションアイテムを製作しています。生物学の世界には様々なモチーフが溢れています。例えば、遺伝子が改変され生活リズムが逆転したり、体毛が白と黒のモザイク柄になったハツカネズミ、頭から脚の生えたショウジョウバエ、アルファベットといくつかの波線で構成された不思議な暗号図など。それはあたかも空想の中のポップなキャラクターや魔法の文書のようです。登場する生き物はよく見るものだけど、よく見るとどこかおかしい…。そんな様々なモチーフをストリートカルチャー風にデザインしています。

なぜその作品を作っているのですか?
 目に見えない一塵のほこりの混入も許さないクリーンな実験室、膨大な実験データからモニターに映し出される無機質な数字の羅列、想像を排した強固な理論武装が要求される討論……生物学は極めて厳密です。一方で、「命とは何か」を追究すべく、時には生命の設計図である遺伝子を書き換え、何百年と積み重なった先人の知を取り入れながらも、その誰もが通らなかった道を切り開き真理を見つけ出す……生物学とは自由で挑戦的でもあるのです。今まで前者の堅苦しいイメージばかりを世の中は抱いていたと感じています。それに対して、生物学、ひいては生命の神秘性や、それに立ち向かう研究者の勇士に関心をもってもらうために作品を発信しています。


購入者にとっての作品の意味や価値を見出すとしたら?

 生物学は決して他人事の学問ではなく、自分という存在のあり方を化学反応や数式で表す試みといっても過言ではありません。また、人間以外の動物や植物や一つの細胞で生きるバクテリアにも「命」があること、感情や習性含めいくつかの生命活動の仕組みはサイエンスで説明がされつつあること、それでも人類にはいまだ理解できない神秘がまだまだあることなど、生命の面白さを知るきっかけになれば幸いです。今までサイエンスに関心がなかったり生物学が堅苦しいと思っていた方こそ、自分を見つめ返す新たな気づきが生まれるかもしれません。

作品が広まることで、社会にはどんな変化があると思いますか?

 生涯かけて生物の真理を解き明かそうとする人々にスポットライトが当たり、それがいかにかっこいいことか、意義のあることかを世の中の方が知るきっかけの一端になれればと思っています。また、昨今社会にはウイルスやワクチンに対する恐れが蔓延しています。研究者の姿が見えないまま、メディアを通してのみ伝えられるそれらの知見は、世間に猜疑心を芽生えさせ、混乱を加速させていると感じています。生物学者は真理に対して誠実で客観的ですが、同時に全ては説明できないのも事実です。生物学に全てを委ねる、あるいは全てを疑うのではなく、正しい学問の姿を知ってもらうことで、様々な問題に対する恐怖は軽くなるのではないかと考えます。

あなたの作品はどんな人にみて欲しいですか?

 好奇心旺盛な方に見ていただきたいです。当作品は一見コミカルでかわいいデザインです。例えば、ハツカネズミが手縫いの針と糸で裁縫をしています。しかしよく見ると、縫っているのは自分自身です。また壁を見ると不思議な模様が書かれた紙が貼り付けられています。不可思議なイラストですが、実はそれらには全てなんらかの生物学的な背景が投影されています。作品に込められた生物学的テーマを知って、その具体的な一つ一つを楽しんでいただくのが私の願いです。ですがそれだけではありません。目の前の者を観察して不思議なものを見つけ疑問を抱く行為は、すでに生物学というサイエンスに片足を突っ込んでいるとも言えます。作品を見た方がそのような追体験をするのも当コレクションのもう一つの楽しみ方です。

創作活動を支援してくれる方が現れたら、今後はどんな活動をしたいですか?

 Littermateが発信する生物学の面白さをさらに広い世代・地域の方々に知ってもらいたいです。私はこの面白さの発信にストリートカルチャーを選びましたが、広まりはどうしても若年層が主となり、その他の層に届く機会は多くはありません。活動の中で大きな認知の拡大を得たのも都内で開催されたポップアップストアであり、ブランドはまだまだ一極集中的な在り方であると感じています。今回は新たな試みとしてNFTを用いた発信を行いました。従来にない方々との出会いに胸が躍ります。例えば、ECやNFTなどの利用に必要なリテラシーの壁を取り払いながら、ブランドとの接点を地方展開することやコンセプト発信の媒体を変化させることを目指します。

販売作品一覧

・作品画像をクリックすると キャプション販売価格(フィジカル&NFT)NFT作品購入リンク(マーケットププレイス) を閲覧できます

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・フィジカル作品は営業時間内(2022年11月5日11:00-18:00)に下記専用フォームから購入予約可能です(先着順)。ただし来場者が購入を希望された場合は来場者優先となります。

 

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